2018年5月26日 初夏の上高地
初夏の上高地
快晴に恵まれた5月26日(土)、東洋計器・平成30年入社の新社員ら一行26人が、上高地に行きました。上高地研修は新社員研修の一環として例年行っている行事です。雄大な山々と色づいた草花たちが新社員達を迎えてくれました。平地よりも澄んだ山の空気が心地よく、山を歩くのにはぴったりの日です。
いよいよ出発です。引率は山歩きに慣れている土田社長が行います。
大正4年6月6日、焼岳が大爆発してできた大正池は、風がなく穏やかで美しい写真が撮れました。
河童橋での集合写真です。穂高連峰(主峰奥穂高岳3,190m)が美しいです。 今日の行程は、河童橋から明神池を経て、徳沢園までの往復約16Km。
安曇族が崇敬する穂高神社の奥社が明神池にあります。静かな佇まいで、私達を迎えてくれました。
明神池二の池は格好の写真スポットで、一人づつ記念撮影です。 東洋計器では、ベトナムからの研修生が25人活躍しています。彼女はその一人です。
5月下旬この季節は、春から初夏の花が沢山咲きます。道中で目に付いた山野草を紹介します。林間には二輪草(ニリンソウ・キンポウゲ科)が、沢山の群落を作り満開です。
深山延齢草(ミヤマエンレイソウ・ユリ科)です。
薄紫色の延齢草もあります。
燕万年青(ツバメオモト・ユリ科)も咲いていました。果実は美しい藍色となります。
珍しい上高地天南星(カミコウチテンナンショウ・サトイモ科)も見つけました。
湿性の林下に咲く山荷葉(サンカヨウ・メギ科)もこの季節の花です。雨に濡れると花びらが透明になります。
岩の上で、岩鏡(イワカガミ・イワウメ科)が咲き始めていました。
忘れな草の在来種と言われる蝦夷紫(エゾムラサキ・ムラサキ科)も満開で、鮮やかなブルーが際立っていました。
山延胡索(ヤマエンゴサク・ケシ科)も明神池手前にありました。乾燥した塊茎は、胃腸薬にも配合されています。
探していた車葉衝羽根草(クルマバツクバネソウ・ユリ科)も見つけました。
紅花一薬草(ベニバナイチヤクソウ・一薬草科)は、明神池手前と徳沢園入り口付近に大群落があり、そろそろ開花です。
淡紅色の本石楠花(ホンシャクナゲ・ツツジ科)も満開。
大亀の木(オオカメノキ・スイカズラ科)の白いノーブルな装飾花が魅力的です。
徳沢園に到着し昼食を食べ、急峻な前穂高岳(3,090m)を眺めながら、緑の只中でゆっくり休みました。
帰り道で、お猿さんの親子を見つけました。
瀟洒な焼岳(2,455m)の姿も上高地の見所です。往復で24,000歩を全員が歩きました。
※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。