2023年1月20日 冬の蓼科・白樺湖と霧氷
1月に入り、雪の降る日も多くなってきました。日本各地で最強寒波の影響が出るなど、寒い日が続いています。
昨年12月、長野県茅野市の蓼科・白樺湖エリアを散策してきました。長野県中部に位置する茅野市は市全体の標高が高く、茅野市役所は日本で最も高い場所(801m)にある市役所といわれています。スノーシーズンになると、雪山登山やウインタースポーツで多くの方々がお越しになります。
日本画家・東山魁夷(ひがしやまかいい)の作品『緑響く』のモチーフとなった地として有名な御射鹿池(みしゃかいけ)から散策をスタートしました。シーズンオフで閑散としていましたが、水面に映るリフレクションがきれいでした。
少し行くと、女の神展望台があります。標高1,700m地点にあり、八ヶ岳、南アルプスの山々が見渡せる大展望です。展望台の北側にそびえる標高2,530mの蓼科山も間近で見ることができました。
女の神とは、蓼科山の別名「女ノ神山」に由来しているそうです。
オープン間近のスキー場(しらかば2in1スキー場)へ立ち寄りました。積雪があり、冬らしい景色が広がっていました。
こちらはあまり見かけたことのない、「霧氷(むひょう)」という着氷現象の一つです。過冷却された霧粒が風で木や草などに吹き付けられ、その刺激で氷となったもので、とても幻想的でした。
次は湖をめぐりました。白樺高原にある女神湖(立科町)は、女ノ神山(蓼科山)の姿を湖面に映すことから名付けられたそうです。標高1,540mに位置し、冬になると湖面が完全凍結するため、日本国内では珍しい「女神湖氷上ドライブ」というイベントが開催されています。
奥に八ヶ岳が見えました。
四季を通して自然を楽しめる蓼科は、北八ヶ岳の登り口でもあります。北八ヶ岳は多種多様な苔の生育地として知られ、白駒の池や苔の森は神秘的な風景に出会える場所として有名です。
県内で訪れてみたいところはまだまだたくさんあり、これからも長野の大自然を体いっぱい感じていきたいと思った一日でした。
撮影:代表取締役会長 土田泰秀