2019年8月14日 鉢伏山(はちぶせやま)散策
鉢伏山散策
鉢伏山は松本平の東側に位置する標高1,928 mの山で、松本平から見ると平らな鉢を伏せたように見えるため、この名が付けられたといわれています。
今回は鉢伏山山頂近くから西の方向、牛伏寺方面へのルートで下りてきましたので、道中の風景や草花をご紹介致します。
左の写真は鉢伏山から北東に位置する美ヶ原を横から撮影したものです。
美ヶ原は長野県のほぼ中央に位置し、県下最大級の国定公園の一部を成しています。
王ヶ頭を筆頭に松本市、上田市、長和町にまたがり、標高2000m付近に広がる一帯を美ヶ原高原と呼びます。
美ヶ原は長野県のほぼ中央に位置し、県下最大級の国定公園の一部を成しています。
王ヶ頭を筆頭に松本市、上田市、長和町にまたがり、標高2000m付近に広がる一帯を美ヶ原高原と呼びます。
道中には様々な高山植物が咲いていました。
鉢伏山は高山植物の宝庫でもあるそうです。
左の写真はハクサンフウロという高山植物です。
鉢伏山は高山植物の宝庫でもあるそうです。
左の写真はハクサンフウロという高山植物です。
秋の七草であるカワラナデシコも咲いていました。
松本市にあります牛伏川(うしぶせがわ)の上流まで下ってきました。
牛伏川は鉢伏山を水源とする信濃川水系の一級河川です。
牛伏川は鉢伏山を水源とする信濃川水系の一級河川です。
牛伏川では土石流災害が頻発していたため、明治18年以降、内務省直轄事業として砂防事業が実施されました。
牛伏川本流水路はその最後期の構造物であり、平成24年重要文化財に指定されました。
空石積と呼ばれるコンクリートを使わずに石を積み上げる石積技術によって築かれており、フランスのサニエル渓谷の階段工を基に造られたため、フランス式階段工とも称されています。
▼過去の信州情報で牛伏川本流水路をご紹介しています。
牛伏川本流水路(重要文化財)
水辺などのやや湿った場所を好む植物も見ることができました。
今回ご紹介しました鉢伏山や美ヶ原高原以外にも、信州には乗鞍高原や志賀高原、霧ケ峰高原などたくさんの高原や散策を楽しめる山々があります。
信州にお越しの際はぜひ足を運んでみてください。
撮影:代表取締役社長 土田泰秀