2017年4月25日 高遠の夜桜
天下第一の高遠コヒガンザクラ
長野県伊那市にある高遠(たかとお)城址公園は、日本の「桜の名所100選」にも選ばれる、全国でも有数の桜の名所です。
高遠城は、武田信玄の命により山本勘助が大改築を行ったお城で、廃藩置県によりお城が取り壊された後、旧藩士たちが城址を公園として整備するために桜を植樹したのが始まりです。
公園内には約1,500本もの桜があり、古くから「天下第一の桜」と称され、4月になると全国から多くの人が桜を楽しみに訪れます。
高遠城址に咲く桜は「高遠コヒガンザクラ」というこの地域固有の品種で、ソメイヨシノよりも少し小ぶりで赤みの濃い花を咲かせます。
そのため、園内はどこを見てもピンクで埋め尽くされていて、一般的な桜とはまた違った景色で見る人を楽しませてくれます。
公園内のおすすめスポットはお堀。
池に映る桜が幻想的で、時間を忘れて見てしまいます。
池に映る桜が幻想的で、時間を忘れて見てしまいます。
お堀にかかる「桜雲橋(おううんきょう)」は、満開時にはまるで桜のトンネルのようになります。
桜が散り始めると桜吹雪が舞い、その景色もとても綺麗だそうです。
桜が散り始めると桜吹雪が舞い、その景色もとても綺麗だそうです。
桜雲橋の先には問屋門があります。
この日はプロジェクターで地面に桜の形の光が投影されていました。
この日はプロジェクターで地面に桜の形の光が投影されていました。
まさに「天下第一」にふさわしい、言葉では言い表せられないほど美しい景色でした。
今回は夜桜をご紹介しましたが、昼の桜景色もまた格別です。皆さんもぜひ訪れてみて下さい。