2024年7月9日 夏の姫川源流自然探勝園
梅雨の晴れ間、涼を感じに長野県白馬村にある姫川源流自然探勝園へ足を運びました。姫川源流と親海湿原(およみしつげん)からなるこの自然探勝園は、長野県の自然環境保全地域に指定されており、園内では春から秋までさまざまな花や植物を楽しむことができます。
姫川源流湧水
白馬村に一級河川である姫川の源流があります。姫川はここから約60kmの距離を流れ、新潟県糸魚川市の河口から日本海へと注いでいます。国道や民家に近い場所に源流の湧水群があるのは全国的にも珍しいそうで、環境省の「昭和の名水百選」にも選ばれています。
水辺には水生植物が繁茂していました。清流の中にはバイカモの群落もあり夏には可憐な白い花を見られるそうですが、この日は見つけることができませんでした。
特に春から初夏にかけて、フクジュソウやニリンソウ、白馬村の村花でもあるカタクリなどたくさんの花が観賞できるそうです。
特に春から初夏にかけて、フクジュソウやニリンソウ、白馬村の村花でもあるカタクリなどたくさんの花が観賞できるそうです。
親海湿原
親海湿原は、標高750mにもかかわらず亜高山帯から高山帯にかけて生息する低層・高層両湿原の植物が豊富に見られる貴重な場所です。長野県下では唯一のホロムイソウの自生地といわれています。
歩いているとちらほらとドクゼリを見かけましたが、季節によっては一面に咲く花々を見られるそうです。今回は生い茂る深緑の景色と青空にたっぷり夏を感じました。
途中、古民家カフェで休憩しました。縁側に吊るされた風鈴の音と店内を流れる風が心地良かったです。
青木湖
白馬村に隣接する大町市の青木湖に立ち寄ってみました。水深は58mと長野県内の湖で最も深く、湖底からの湧き水と北アルプスの雪どけ水からなる青木湖は水の透明度が非常に高くきれいです。
湖を楽しめる水上アクティビティが充実しており、季節限定のホタル観賞クルーズは例年人気のようです。湖面に映る北アルプスや四季折々の景色も楽しむことができ、特に北アルプスに冠雪がある時期に見られる三段紅葉はとても美しく必見です。
この日も湖でSUP(サップ)を楽しむ方を見かけ、湖畔沿いのキャンプ場からは笑い声が響いてきました。
梅雨明け前から猛暑が続く日もありますが、いろいろな夏の景色を楽しみながら、今年の夏も元気に乗り切りたいと思います。
※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。
撮影:総合企画部 企画広報室