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信州の自然やイベント

2025年10月10日 計量史をさぐる会2025

10月10日に東洋計器が運営する東洋計量史資料館で日本計量史学会が開催され、①産業技術総合研究所・工学計測標準研究部門首席研究員 倉本直樹様より『メートル条約150周年:質量の単位「キログラム」の過去、現在、未来』、②東洋計量史資料館の館⻑を務める弊社会⻑ 土田より『スペインの計量の歴史-スペイン「計量博物館」ポスター翻訳の紹介-』と題して、特別講演が行われました。また研究発表会では、日本計量史学会前会⻑の山田研治様より『井田制と⻄周尺について』と題してご報告いただきました。


①メートル条約150 周年:質量の単位「キログラム」の過去、現在、未来

現在の世界共通の単位系である「国際単位系(SI)」は「メートル法」を起源としています。このメートル法の普及を目的として、1875(明治8)年5月20日に世界最古の国際法「メートル条約」が締結されました。本年はメートル条約締結150周年となる節目の年で、世界各国でイベントが開催されています。産業技術総合研究所 計量標準総合センターにおいても、「メートル条約並度量衡法関係原器」として国の重要文化財に指定されている「メートル原器」と「キログラム原器」が報道関係者に公開されました。
キログラムは、1889(明治22)年以降、国際度量衡局が管理する国際キログラム原器の質量として定義されていました。2019(令和元)年からは、普遍的な物理定数であるプランク定数がキログラムを定義する役割を担うようになりました。特別講演では、プランク定数にもとづく新たな定義が導かれた経緯について解説いただきました。


②スペインの計量の歴史-スペイン「計量博物館」ポスター翻訳の紹介-

スペイン・マドリード市「計量博物館」における同国の計量の歴史に関わるポスター翻訳についてメートル法成立までの経緯も含めご報告したほか、アイザック・ニュートン著『プリンキピア(プリンシピア)』や、フロランス・トリストラム著『地球を測った男たち』など測量に関わった方々の書籍についてもご紹介しました。


土田館長1
土田館長2

特別展示
特別講演及び研究発表会後は東洋計量史資料館にて、特別講演のテーマでもあったメートル法成立を記念した展示をはじめとする多くのコレクションをご見学いただきました。
展示見学1
展示見学2
バーニャ付きノギス
注目の展示品は、メートル法が批准される前の1837(天保8)年から1840(天保11)年にフランスの砲兵隊王立工場で製作された、世界最古の貴重なバーニャ付きノギスです。ノギスにはメートル目盛と、当時フランスで使わ れていたプース目盛の両方が表面・裏面にそれぞれ刻まれています。
また尺貫法、ヤード・ポンド法に関わる多くの歴史ある計量機器や、メートル法成立に伴い発展した気象学・医学・工学などに関する計量機器類も展示しており、皆様熱心に眺められていました。

東洋計量史資料館は、古い度量衡の歴史を後世に残すべく決意された先達の思いを引き継ぎ、「計ること」の大切さをご理解いただく一助になればという思いで設立されました。
松本市へお越しの際は、ぜひ東洋計量史資料館のご見学はいかがでしょうか。お待ちしております。


▼東洋計量史資料館では、様々な「はかる道具」を展示しています。
   予約制にて随時見学が可能です。
   ※冬期休館あり。詳細は下記よりご確認ください。
東洋計量史資料館ホームページ

※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。

講演会・資料館見学 撮影:秘書課ほか

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