2024年10月8日
妙⾼⼾隠連⼭国⽴公園の野尻湖・⿊姫⾼原をめぐる
今年は例年よりも暖かい秋を迎えています。木々が色づき、秋の景色へと変わっていくのはもう少し先でしょうか。
まだ秋の気配が遠い中、江⼾時代を代表する俳⼈・小林一茶の出生地として知られる⻑野県信濃町へ行ってきました。町内には一茶の句碑が数多く建てられており、記念館や旧邸宅(復元)があります。また夏になると、通称「もろこし街道」では採れたてのトウモロコシをその場で焼いて食べることができ、県内外の⼈で賑わうことでも有名ではないでしょうか。
今回は、そんな信濃町にある野尻湖と⿊姫⾼原についてご紹介いたします。⻑野県と新潟県の県境に位置する妙⾼⼾隠連⼭国⽴公園にも指定されている、⾃然豊かな場所です。
野尻湖
野尻湖は諏訪湖に次いで⻑野県下で2 番目の広さを誇り、湖底からナウマンゾウの化石が出土したことで知られる湖です。
湖畔には野尻湖ナウマンゾウ博物館があり、野尻湖から発掘された出土品を中心に、周辺の⾃然環境や歴史の研究資料を展示しています。1948(昭和23)年にナウマンゾウの⾅⻭の化石が発見されたことをきっかけに1962(昭和37)年より本格的に始まった野尻湖発掘は、50 年以上たった今もなお続けられています。
野尻湖の北⻄部に浮かぶ琵琶島(弁天島)には宇賀神社があり、島へは観光遊覧船やボートなど好きな手段で渡ることができます。宇賀神社は730(天平2)年創建とされ、僧・行基が御神体を安置したと伝えられる由緒ある神社です。島全体が宇賀神社の境内となっています。
黒姫高原
「信濃富⼠」とも呼ばれる⿊姫⼭(標⾼2,053m)の裾野に広がる⿊姫⾼原に、⿊姫⾼原スノーパークがあります。グリーンシーズンはスキーゲレンデを利用し、コスモス・ダリア園として運営されています。多くの品種が植栽されており、一面に咲くコスモスとダリアの花々が⾼原に彩りを添えています。
この日はあいにくのお天気でリフトに乗ることはできませんでしたが、さまざまな品種のコスモス・ダリアを知ることができて新たな発見でした。
※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。
撮影:総合企画部 企画広報室